大阪・京橋、昭和アングラ感漂う街並みとラブホ(とついでに兎我野町のラブホ)

2025年4月5日土曜日

日常

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大阪・京橋といえば「京橋は〜ええとこだっせ♪グランシャトーがおまっせ♪」というCM曲で有名なんですが、昭和の雰囲気を色濃く残した、大好きな街のひとつ
ヒプステ大阪公演でおなじみのクールジャパンパークから歩いて来れる距離にあり、大阪有数の飲屋街でもあるので、遠征に来られた時などにぜひ遊びにいらしてほしい。なんばや梅田とは全然違った、ディープ大阪を感じられるので


駅のすぐそばで、すでにこの雰囲気。この街を舞台に映画とか撮りたいもんな、「私立探偵濱マイク」みたいなやつ


駅前商店街のひとつ。どことなく飛田新地のそばにある商店街を思い出す

こちらが京橋と言えばなグランシャトービル。パチンコやゲーセン、サウナが入った5階建ての遊興施設。お隣のナイトクラブは古き良きキャバレーだったらしいですが、残念ながら2015年に閉店

こういう怪しげな雰囲気の旅館なんかも並んでます。大変そそられる

このただならぬ雰囲気。二階の窓の造りから、単なる旅館ではない独特の色気を感じる

そしてこちらも京橋といえばな有名ラブホテル、「富貴」

ご覧ください。看板の電飾、建物の端から端まで情緒極まってます

どうしても中に入ってみたかったので別日にも来てみました。この理由なき装飾過多、たまらない

二階と三階を繋ぐ階段、メンテナンスとかで実際使ってるのかもやけど、独特の立体感と奥行きと遊び心があって、ただの装飾であっても驚かない

入り口が2つあったんですが、どっちも内部で繋がってるぽかったというか、高めの料金設定の部屋はこちらの入り口側に近い造りでした。まさかの「ごぶごぶ」が来てる。大阪では「となりの人間国宝」シールなみに効果を発揮する「ごぶごぶ」シール

メインエントランスっぽかったこちらからお邪魔します。この時点でもう素敵、壁のタイルやら照明器具やら

うわ〜〜!玄関でさっそく美しきシャンデリアがお出迎え!

すばらしき螺旋階段と謎な装飾の壁。めちゃくちゃ昭和バブルを感じます。一転、階数表示灯は学校みたいに味気ないのもポイント高い

部屋が空くまでロビーをうろちょろしてたら、受付のおばちゃんや掃除のおばちゃんにめちゃくちゃ話しかけられました。これも現代的なラブホではありえない経験で大変良い。というか大阪のおばちゃんが人懐こすぎるだけ説はあるけど

こちらが受付側。ステンドグラスにモザイクタイル、そしてやはり壁に謎の装飾。最高にバブリー。カネがジャブついとる


部屋を選ぶパネルも年代物。しかも入店時は満室でした。人気ありすぎぃ!4階の部屋がかなり豪華で、部屋の中に舟があったりなんかいろいろすごいんですが、残念ながら空いてなかった

天井の装飾、なに?本当にすごい


通してもらったのはノーマルな価格帯の部屋でしたが、それでもドアの装飾がこの有様。RPGなら確実に重要な宝箱とか見つかるやつ

風呂場が芸術的タイル仕様。すごい。寒い。狭い。むき出しの昭和に触れて興奮がおさまりません

この水回りの雰囲気。良すぎる。期待を裏切らずトイレは和式でした。今までトイレのドアの鍵がついてないラブホとかはあったけど、さすがに和式のままのとこは初めて来た

帰りも館内探索を怠りません。螺旋階段上空にはなぜか豊臣秀吉っぽい家紋が。調べたら桐紋で、格式の高い特別な家紋とのこと


入店時のメインエントランスとは別に、こっちにも出入り口があるなと気づき、謎にこっちから出てみることに

従業員さんの出入り口として使われてるのかな?相変わらず照明が素敵

ホテル富貴の周辺も非常に趣深い建物が並びます。「スキャンダル」のフォントが良すぎる

お手本のようなスナックビル。看板群の上下についた半円デザインがいい味出してます

商店街のほうに戻ってきました

おそらくなんらかの飾りや電球やネオンでもついていたのか?それとも最初からこういうデザイン?とにかくすごい存在感の謎オブジェが頭上に


JR環状線の高架橋も味わいがすごい。「京街道」の文字も見えます
戦国時代、豊臣秀吉が大坂と京都伏見に城を築いた際、2つの城を最短で行き来するため淀川沿いに街道を造らせ、これが大坂と京都をつなぐ「京街道」と呼ばれたとのこと。この京街道の起点であったことが、「京橋」という地名の由来

「京街道架道橋」というのが、こちらの橋の正式名称の様子。竣工はなんと昭和7(1932)年なので、約90年前。もちろん第二次世界大戦の生き証人。横浜の国道駅みたいに、どこかに機銃掃射の痕とか残ってそう

アーケードがわりとあちこち分岐してておもしろい。大きな商店街がドーンとあるというより、細かくいろんなところに伸びてってる感じ


思いのほか表情豊かなアーケードにワクワク

こんな派手なのも!楽しい。川崎のステンドグラスアーケードのある銀柳街といい、日本各地には素晴らしいアーケード街がたくさんある

駅近くに戻ってきました。こちらもグランシャトービルの一部、レトロゲーセン

天井のネオン管が見事

飲屋街としても知られる京橋は、昼間から赤提灯がにぎやか

ところで京橋駅のすぐそばに、ひっそり佇むお釈迦さんの像があります。いつも花やお供物がしてあって、人の手によって大事にされている印象

終戦の日のまさに前日、昭和20年8月14日、大阪市街は最後の大空襲に見舞われたとのこと。米軍爆撃機B29の標的はおもに大阪城近辺にあった陸軍造兵廠で、流れ弾の1t爆弾が4発、京橋駅に着弾。駅のホームに避難していた乗客たちは爆発と炎に巻き込まれ、まさに地獄の様相だったとか。判明している犠牲者は200人前後ですが、おそらく500人から600人ぐらいが亡くなったといわれています
こういう戦火の犠牲が大阪で、ひいては日本のあちこちであったこと、決して忘れてはならないなぁと胸に刻みつつ手を合わせました

さて昭和情緒あふるるラブホテルといえばもう一件、大阪駅から徒歩圏内の兎我野町に、ずっと廃墟と思ってたけどどうやら営業してるっぽいラブホがあって、気になってたので行ってきました
兎我野町は風俗店やラブホが立ち並ぶエリアで、立ちんぼもいる界隈。私もホテルから出てすぐオッチャンに「個人?店?ちょっと俺と遊んでかん?」と声かけられたぐらいの爛れた地域といえます。いや、なんばウォークでも梅田ホワイティでも新今宮でも変なオッサンにカネ握らされかけたけど
さておき、ご覧くださいこのルームキー。もうすばらしい物件だと確信できます。床のド派手なカーペットも良い

こちらのラブホも昭和期に建てられたと思われますが、なんせ昭和の建物は照明器具がすてきすぎる

廊下の壁に謎装飾が多いのも、ホテル富貴と共通してます。ステンドグラス、タイル、ライト、すべてが味わい深い

エレベーターホールもこのありさま。うっとり

古い旅館にもこういう館内看板あったりしてテンション上がっちゃう

あちこちに絵画が飾られてるのも良かった。失礼ですが外観がけっこうボロっちかったので、あんまり期待してなかったのに、こんなに素敵な内装だなんて

廊下の謎装飾と謎空間。最高です



エレベーターホールの照明が毎度すごい

室内も凝ってます。壁の模様がいちいち違う。情報過多空間

シンプルながら品のある照明器具。ソファとベッドの位置が謎な間取りなのも、古いラブホあるあるって感じ

洗面所も素敵なタイル張り


ホテルの名前入り灰皿とマグカップ!売ってほしい

かなり古そうな館内地図を見つけて大興奮。たぶん手書きの図面ぽいし、「ヒナンケイロ」というカタカナ表記も味がある

すばらしき照明だらけで、夢のような空間でした。昭和ラブホ、まだまだ見つけていきたい

おしまい

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