ステのジャムツアーで乗り込んだ北海道・恵庭の飲み屋街で酔っ払い、札幌の建築や戦跡を見て歩く

2025年12月5日金曜日

オタ活

t f B! P L

 

おはようございます。雪の積もり始めた北海道・新千歳空港にやってまいりました。北海道の民からしたら、この程度の雪どうってことないのかもですが、大阪だと雪が降っても積もることがないので、この程度でとてもテンション上がります
というわけで、ステのジャムツアーが楽しすぎた結果、横浜公演と大阪公演で終わるはずが、つい札幌公演にまで来てしまいました。すべてはジャムツアーが楽しすぎたせい。本当にありがとう

せっかく北海道に来たなら、札幌だけじゃなく他の街も楽しみたい。その結果、「名前を聞いたことがある」という理由だけでやって来ました、恵庭。ご覧くださいこの味の沁みまくった駅名標。このフォント大好き。国鉄の香りがする

着いたのは16時とかですが、すでにこの薄暗さ、そして気温はマイナス3度。とても寒い

駅舎も良い感じのレトロフューチャー感。照明が雪の結晶っぽくて素敵

駅舎外観。二階建てに改装された、とっても立派な駅舎。そしてとっても寒いしとっても滑る

それもそのはず、急に北海道に来ることにしたため、服も靴も普段通りの装備かつ、寒くてもハマ女としての服装を外すわけにはいかない。そして寒くても恵庭の街探索に行かなければならない、それが旅の目的なので

こんにちは、恵庭のマンホールです。暗くてよく見えねぇ!3つの丸をベースにした、非常にデザイン性の高い絵柄であることはわかる

恵庭には、お隣りの千歳同様に駐屯米兵相手の歓楽街が形成され、いまも飲み屋街として賑わっている、とネットには書かれてたんですが、実際に飲み屋街に来てみるとびっくりするぐらい暗くて静か。しかし大変申し訳ないが、こうなってくると俄然テンションが上がってしまう、賑やかしい観光地よりも寂れたかつての盛り場が好きな者としては

恵庭にも横浜があった。ステハマに会うために北海道まで来ちゃったので、嬉しい偶然

恵庭イチの飲み屋街だけあって、スナックやら夜のお店がたくさん

すでに廃墟と化している店もちらほら

ここが飲み屋街の中心地。看板と歯抜けの自販機とクリスマスツリーだけが光る道端。行き交う人の姿はなく、周囲には静かに降り積もる雪だけ。北海道でしか得られない情緒

なんせ中心地の向かい側がこの状態

「栴檀(せんだん)」という名前がおしゃれなスナック。大阪・中之島に栴檀木橋っていう橋があるので、親近感

とにかくスナックの廃墟が多い。昔はこれらの店から夜な夜な、賑やかな光と陽気な歌声が溢れ出してたんやろな

当然ですが営業しているお店もちらほら。せっかくなので地元の店に入って地元民と触れ合えたらうれしーなーと思い、飛び込みで居酒屋にイン

ここが大変おもろい店でした。マスターは離婚した嫁の母親がやっていた店を継いだらしく、ちょっとしたツマミから市場直仕入れの海産物も出してくれて、しかし私が日本酒やワインのことを聞いてもさっぱり知らなくて、ビールしか飲まんという
最初、私が入店した時はマスターにめちゃくちゃ警戒されて、17時という早い時間で他の客は誰もおらず、女一人で入ってきたからセールスかなんかと疑われたみたいで、でも酒とごはん注文して飲んでるうちにマスターといろいろ喋るようになり、そのうちマスターの後輩たちや近所の常連さんたちがやってきて、みんなでワイワイ飲み始め、話が盛り上がり、二件目に突入

マスターの後輩たちの一人がやってる店に行き、カラオケタイム。北海道民は40代でも松山千春が好きらしく、みんなで熱唱。さらに地元の野球チームの先輩まで集まってきて、ひとりヘベレケになった後輩をみんなで送り出し、夜の23時まで賑やかに飲んだくれました
見知らぬ土地で、見知らぬ人たちと、二度とない時間を楽しむ。これぞ一人旅の醍醐味。こういう時、酒が飲める体質でよかったなと心底思う。あと関西弁はウケがいい

夜遅くなると、あちこちのスナックやラウンジの看板に火が灯っておりました。恵庭の夜は深い

翌日。雪景色の朝、いざ最後のジャムツアー参戦のため札幌に乗り込みます

JR千歳線、エアポート区間快速。雪の中を走る列車って特別なかっこよさがある

札幌駅に到着。このホーム上に並ぶ特急の名前たちに、北海道みを感じずにいられないッ!うれしいぞッ!!(「ゴールデンカムイ」に出てくる声のでかい武器開発オジサン風に)

まずは腹ごしらえ。札幌でしか食べれん店に〜と思って蕎麦屋さん「霧の下」へ。天丼と蕎麦のよくばりセット

本日の現場であるZepp札幌の最寄駅にきたら、さっそくZepp札幌の文字が!わーほんとに来ちゃったよ〜!!

というわけでジャムツアー札幌が開催される地、Zepp札幌に到着!いやっふぅー!!気温はとっても寒いが体も心もアツイぜ!!
昼の12時ぐらいに着いたんですが、Zeppの周りをぐるぐるしてると若干の音漏れがあり、もしかしてゲネ中かなとさらにテンションが上がっちまいました

こういう専門の運送業者が、衣装とかウィッグとか小道具とか運んでくださってるんやろな

ホテルに荷物を置き、夜の開演までしばし観光。Zepp札幌からすぐの中島公園へ。冬木立の影が美しい

カラスがたくさん。カラスの羽根って真っ黒じゃなくて青や紫のグラデがかってて、本当にきれい

目的地のひとつは、中島公園内にあるこちら、豊平館

なんと1881(明治14)年に開館した木造ホテル。なかなか他では見ないブルーが印象的。北海道開拓使のシンボルである赤い星が、いいアクセント

ボランティアのおじいさんが館内を丁寧に案内してくださいました。まずは一階、天井の高さやシャンデリアの大きさに圧倒されつつ、天井の鏝絵もすばらしい。歴代の天皇陛下も宿泊しただけあって、華美じゃなく品のある内装

現在はカフェ利用できる、かつての会食所

階段の手すりの木も見事だった。美しい曲線

天井の鏝絵は、部屋ごとに違うというこだわりっぷり

こちらのホテル、結婚式場としても使われているらしく、式場利用した方々の名簿がずらり。案内してくださったボランティアのおじいさんも、奥さんとの結婚式を本当はここで挙げたかったんだとか。おじいさん、私と同じく日本中を旅してる方で、けっこう話が盛り上がった

ドイツ製の柱時計。今なお時を刻み、時報を鳴らしていました

そういえば私以外にも女性二人組が見学に来てて、ぱっと見たらヒプマイのグッズを付けていらっしゃったので、確実に仲間!ってなりました。その仲間たちに、案内のおじいさんに代わって私が館内の説明をするという謎時間もあっておもしろかった

ダンスホールではグランドピアノの調律中。この日の夜も、ここで演奏会が開かれるらしいです。こんなところで聴くピアノの旋律、素敵やろな

シャンデリアがいちいち立派


皇族の専用椅子も、さすがの美しさ

ラピスラズリを使った外壁の塗装。他では見ない色合いですばらしい

暖炉の装飾は木造やけど、まるで大理石のように見えるように塗ってあるらしい。職人技

皇族の方々が泊まった部屋

当時、寝室が別になっている部屋ってのはまだ珍しかったらしい。なんせ1881年、明治14年ですからね。そもそも洋風のホテルなんてものがまだ日本にほとんどなかったはずなので

開館したばかりの頃の豊平館と、札幌市街。当時からシンボル的存在だったでしょうね

建物裏側にも赤い星印

豊平館をあとにし、再び中島公園を歩きます。普段見る植生とは全然ちがうからおもしろい、ハリーポッターに出てくる木みたい(ハリーポッターほぼ見たことない奴が言ってます)

もうひとつの目的地がこちら、札幌護国神社

神社入ってすぐ、ドーンと鎮座しているのが、砲兵第七連隊営門哨舎

もとは旭川の第七連隊衛兵所営門前にあったもので、頑丈そうなコンクリート造り。ここにかつて兵士が立ち、警戒の任務にあたっていたとのことで、厳しい寒さの中での立哨はいかほど重労働だったかと思いを馳せてみたり

旭川にあった営門哨舎がなぜここに移設されたかというと、北海道における砲兵発祥の地が札幌だったから

護国神社だけあって、境内には他にも軍隊や戦争に関わる碑がたくさん。こちらは「歩兵第二十六聯隊軍旗奉焼之碑」。明治33年に発足した歩兵第二十六連隊が、日露戦争や太平洋戦争を経て、昭和20年終戦時に軍旗を奉焼し、連隊の終焉を告げた、とのこと。各地で歩兵連隊の記念碑を見てきたが、軍旗って奉焼するのかぁ、としみじみ感慨深く、自分たちが誇りにしてきた旗が燃えるさまを見ていた兵たちはどんな想いやったやろか。敗戦を嘆いたか、終戦を喜んだか

ここにも北海道開拓使のマークと思ったら、星に交差した銃は旧日本陸軍歩兵科を示す兵科章らしい

太平洋戦争での激戦地のひとつ、アッツ島の戦いの碑。左下の石は、戦後にアッツ島から持ち帰ったものとのこと。遺骨が還ってこなかった方々も多いやろし、その慰めにかな。私の大叔父も戦艦大和とともに海に沈んで骨のひとつも還ってきてないので、気持ちはわかる

歩ける場所が見つからなかったので近づけなかったが、碇が飾ってある碑も

せっかくなので拝殿のほうにもお邪魔します。雪をかぶって心なしかモフモフ冬毛感のある狛犬

拝殿、めちゃくちゃ立派で美しかった

門にあった社紋。桜は英霊や散華の象徴、まわりの月桂樹・常緑の葉は栄誉や鎮魂を表すそう

というわけで、夜はZepp札幌にてジャムツアー最終日が開幕!本当は前回の大阪で私のジャムツは終わってたはずなので、千秋楽に参加できたのが嬉しく、しかも大阪公演同様、キャストの方々が北海道バージョンのセリフや煽りをしてくれたり、乱数が左馬刻にクラーク像のポーズをさせたり、地方ツアーならではでめちゃくちゃ楽しかった〜〜〜またライブツアーやってほし〜〜〜!!!!

ライブ後はさっさと居酒屋にインして打ち上げ!まさかこんな遠い札幌の地でハマ女たちと再会できるとは思っておらず、とっても幸せでした

チーズささみを前に大集合する銃兎たち

居酒屋でさんざ飲んだあと、ステハマ御三方が行ったというラーメン店へ。この時点で深夜0時前とかでしたが、店外に行列できててすごい人気でした。そして「南6条店」と書かれているが、ちょうど読んでいた小説で「白鳥事件」という、昭和27年に南6条で発生した共産主義者による警察官射殺事件が扱われていたので、またしても謎のリンクを感じてしまった。以前もこういうことあったんですよね、福井の東尋坊に向かう電車の中で読んでた小説で東尋坊が出てきたり

とても寒かったのでラーメン店の行列に並ぶのはあきらめたが、ステハマ御三方はちゃんと列に並んで待ったらしいので、さすが根性ある

我々は別のラーメン屋にインして、海老チャーハンとラーメンをいただきました。深夜、飲んだあとに食うラーメンとチャーハンって、なんでこんなに美味いのか

ラーメン食ったあと、一度はバイバイしたものの別れがたさがあり、しかし深夜に空いてる喫茶店もなく、近くのコンビニのイートインでコーヒーをいただきつつの三次会

深夜2時、ホテルに帰る前にもう一度Zeppの前を通ってみました。ステ関係なく音楽ライブが好きなので、いろんなライブ会場に参戦してきたが、まさかZepp札幌に遠征しにくる日がくるとは思わなかった。ここまで連れてきてくれてありがとうヒプステ

翌朝。Zeppにはすでに次の出演者であろう人たちの機材などが運ばれていました。もうジャムツアーが終わってしまったという事実に、さびしさを覚えつつ、しかしこうして世界は進んでいくのだと感じつつ、私も次の旅の地へ進みます

地下鉄に乗って北上。「北24条」というのが駅名なんですが、札幌特有のこの事務的な駅名の付け方、嫌いじゃない。札幌はそもそも明治期に計画的に開拓された街で、歴史的な地名とかがないような荒野を切り拓いてきた証に思える

駅を出て歩いていると、街中にでーんと静態保存された車両が

かつての札幌市電。丸みのあるフォルムでかわいい

さらにしばらく歩き、目的地を見つけました。「札幌飛行場」の正門跡です

大正15(1926)年に始まり、戦時中は陸軍飛行第13戦隊が配備されていた場所。今は正門を残すのみで周囲は建物だらけですが、往時はかなり広大な面積を誇っていた様子

札幌由来の彫刻家による少年兵像。飛行機の窓からのぞく精悍な顔をイメージしてるのかな

足元には雪に埋もれた案内板も

足を止める人は誰もおらずとも、ここにも確かに戦争の記憶が残されている

で、北海道大学に行きたいなと敷地周縁を歩いていると、何やらいい雰囲気の建物を発見。調べたら、かの六花亭が運営するカフェとのこと

クロワッサンとコーヒーをいただきました。食器の柄が六花亭ならでは。しかも全面窓ガラスの向こうに北大の景色が広がっており、かなり気持ちのいい空間

というわけでようやく北大に入る入り口を発見。敷地が広大すぎて、どっから入ればいいのかわからなかった

とにかくめちゃくちゃ広い。そして敷地内でも過疎地だったようで、人っ子一人いない

歩いていると古そうなレンガ造りがあったり、散歩してるだけで楽しい大学

なんでわざわざ北大に来たかって、1つは中学のときに仲良かった友人が北大に進学したのと、もう1つはやっぱり「動物のお医者さん」好きとしては外せなかった。ここがハムテルたちが通ってた獣医学部かー!

マンホールもかっこいい北大

そして前日に行った豊平館でボランティアのおじいさんがオススメしてくれたのがこちら、北大の総合博物館。なんと入場無料

中の展示品ももちろんおもしろいが、まず建物が良すぎる。こちらはかつて理学部だった棟で、昭和4年(1929)年建設、鉄筋コンクリート造としては北大で最も古い建物とのこと

内部もすごいです。古い銀行建築みたいな重厚さ。かっこいい

階段や柱のアールも、昭和初期の建築物らしさ抜群

この空間の感じ。たまりません。出入り口の天井をわざわざアーチ形にするのもたまらない

まさか北大で大鳥圭介や荒井郁之助の名前を目にするとは。戊辰戦争で旧幕府側だった人たちも明治政府で活躍できたのは、薩摩出身の黒田清隆のおかげとのこと。旧幕府側好きとしては、薩長土肥と聞くだけで身構えてしまうが、大久保利通が郡山の疏水事業に尽力したように、明治維新後は旧幕府側・新政府側関係なく国のため人のために働いてたんよな

北大の基盤をつくったクラーク博士と、昨日ジャムツでクラークポーズを取らされてた左馬刻さまの共演

階段を上り下りして、いろんな展示室に入ることができます。何度見ても良い階段空間

そして急にあらわれる剥製

他にもクジラのヒゲとか

馬や鹿の骨格標本

馬の歯、めちゃくちゃ歯根が長くて怖い

ヘビの骨ってこんなことになってるとは。哺乳類と違いすぎてもはや不思議だ

アイヌ文様の展示品なんかも

マンモスもいます。狭そう

こういうのを見ると、ある日実家に帰って自分の学習机の引き出しを開けたら、兄の蛾の標本がびっしり入ってて悲鳴上げたことを思い出す。きょうだいの末っ子って、ほんと上のきょうだいにめちゃくちゃされるんよな

恐竜や古代ワニの頭蓋骨も

そして建物内で一番美しかったのがこの空間

まるで教会のよう

吹き抜けになってます

天井もめちゃくちゃかっこいい。ここ、わざわざ座って休めるベンチが置いてあって、ゆっくり天井を眺められて最高でした


ここは通称アインシュタイン・ドームと呼ばれているらしい。名前の由来は不明ながら、おもしろかったのが四方の壁に飾られた4つのレリーフ。果物(朝)、向日葵(昼)、蝙蝠(夕方)、梟(夜)を表してるとのこと

学びの本質というか、勉学に限らない広義の学びっていうのは、朝昼晩関係ないなと考えさせられる

総合博物館を出て歩いていると、他にも良さげな建築物が木々の合間から登場

緑と赤のコントラストが目を引く木造建築

さきほどの総合博物館よりもさらに古い、1909(明治42)年に建てられた講堂だそう

木造の洋風建築で、この細やかな装飾。うっとりします

北大構内地図を発見。ここをほぼ縦断してきたわけで、さすがの広さ

そして地図を眺めてて気づいてしまった、まさかの記念碑

永倉新八、なんと北大の剣道場で指南してたらしい。人生いろいろやなぁ

せっかく北海道にきたのに海鮮を食べてないことに気づき、海鮮丼をいただくことに

そして帰りの新千歳空港でちゃっかり美味しいジェラートをいただく
新千歳空港にいると、各ティビジョンのバッグやグッズを持ったオタクたちと出会い、ハマのオタクもシブヤやハチオウジのオタクたちもいて、みんなそれぞれの飛行機に乗って北海道を後にしていくのを見てて、今回のジャムツのために日本各地からオタクたちが札幌に集まったんやなぁと改めて感じニッコリしました

おしまい

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