徳島で乗り物乗りたおし旅②

2023年10月8日日曜日

t f B! P L
おはようございます。朝の列車を待つ間、阿波橘の町中散策。色違いのタイルと嵌め込みガラスがいい味出してます

駅向こうに大きな鳥居を発見。参拝したかったけど時間なかった
こちらの津峯神社は起源724年の歴史ある神社らしく、近畿・四国あたりを治めていた戦国大名の三好長慶も帰依してたけど、やっぱり長曽我部元親の阿波侵攻で焼失したんだとか。元親暴れてんね〜!!
その後、阿波国守となった蜂須賀家が代々守護神として信仰したとのこと。めちゃくちゃ格式高い神社

こちらが阿波橘駅の駅舎外観。今ではトイレもない無人駅に津峯神社のような立派な神社があるんやから、往時はかなりの賑わいがあったんやろな

駅舎から見たホーム。ちょっとした庭みたいな雰囲気、落ち着くわぁ。以前は手前側にも線路が敷かれてたのかな

昨日到着時は真っ暗でわからんかったけど、のどかな沿線の景色

やってきました徳島行き。これはステンレス製の車体やけど、国鉄時代からの古い気動車も運用されてるらしく、景色とあいまって絵になるやろなぁと想像

路傍にはたくさんの花が揺れてました

途中の阿南駅で駅員さんから切符を買い、一時間ほどで徳島駅に到着。ホームの下側が古そうなレンガ積み

徳島駅は車両基地なんかってぐらい、いっぱい列車が並んでました。しかも特急もたくさん

駅前の商店街にて、さっそく阿波踊りがお出迎え

徳島市はやっぱ今回の旅で初めて都会に来たなー!という感じでしたが、駅前をちょっと離れたら、さっそくこの大好きな雰囲気


この外灯のデザインあちこちで見かけたけど、とても好き。グリーンの色味も良い

たくましく育った雑草と錆び付いたシャッターが、廃墟となってからの年月を感じさせる

沖縄でたくさん見た、緑に埋れつつある系廃屋

連休の昼間とは思えないシャッター街っぷり

黄色い屋根の下で銅像がポーズをとっております

古い商店街のこういう照明だーいすき!

徳島市のマンホールも大変モダン。渦潮とか波とかをイメージしたデザイン?

せっかくなので徳島市のシンボル的存在、眉山に登ってみます

円筒型のゴンドラに乗ってロープウェイで山頂へ

なかなかの急角度で登っていきます。一気に市街の景色が見えてきてテンション上がった

下りのゴンドラとすれ違い

山頂に到着。ロープウェイとかスキー場にあるリフトとか、こうぐるっと回っていくマシーンが好きです。なぜか

そして突如視界に飛び込んできたのは、とっても見覚えのある人たち!!ええ!!!?

まさか徳島の山頂で刀剣乱舞活撃のみなさんと再会するとは……
そういえば活撃を制作したufotableは徳島にスタジオ持ってたなと急に思い出しました。他にFateのキャラのポスターとかもあったので、地元の町おこしに貢献してるのかな

展望台からの眺め。あいにくの雨模様ですが、市街と吉野川が一望できて気持ちよい

逆側はこのとおり、山しか見えない。こっち方面からやって来たと思えば感慨深いです。本当に日本はどこに行っても山に囲まれてる

不思議な建物があるなと思ったら、第二次世界大戦の激戦地のひとつビルマで戦死した方々の慰霊碑でした。ビルマ、現ミャンマーの寺院を参考にして建設されたとか。中は資料館になっているようです

鐘をのせたようなデザインでおもしろい

展望台横の建物も特徴的でおもしろかった

眉山から下りてきまして、せっかくなので阿波踊りの編み笠がデザインされた屋根の下のベンチで、徳島銘菓をいただきました。芋・栗・なんきんが大好きなので、ぜったいに鳴門金時のお菓子を食べると決めてたのです。めちゃウマでした

町散策を再開。こちらも大変良き雰囲気の温泉。店名の上に描かれた80年代風の漫画イラストがナイス


こちらも食べると決めてた徳島ラーメン。どの土地に行ってもラーメンはうまい
この店のすごいところは、ごはんと生卵が無料というとんでもないサービスっぷり。私はラーメンと一緒に半チャーハンを注文するのが好きなのですが、初めてラーメンwith卵かけごはんという食べ方をしました。おいしかったー!

素通りするわけにはいかなかった最高にイケてる通り


この界隈は夜の街のようです。夜に来たらきっと明かりがたくさん灯っていそう

わーお!圧倒的情報量ッ!これは楽しい

今度は駅の反対側へ向かいます。これはさっき乗ってきた牟岐線の高架橋。車道との立体交差、かっこいい

ちょうど阿南方面に向かう気動車がやってまいりました

駅の真横にある徳島城。蜂須賀家の居城です
石垣には眉山から採れた「阿波の青石」が使われてるんだとか。ちょっと青味がかってて、すごいきれい
しかしいろんな城の石垣見てると、あらためて大阪城の石垣の石のでかさって異常なんやなと感じる。当時、徳川の権威を示すため日本各地からデカイ石を運んだらしいので

城跡公園内にはSLも静態保存されてました

かつて実際に徳島の市街地や山間部を駆け抜けていたとのことで、当時の勇壮な姿を思い起こさせます。車両の近くには当時の路線図と、いつまで蒸気機関車が運用されてたかを示したイラストがあって、より昔の姿を感じさせてくれました

そして公園内でもうひとつ目を引いたのが、あまりにも大きいクスノキ!

この迫力は実際に自分の目で見ないとわかるまい。今まで見た巨木では、佐賀県武雄神社の大楠や、島根にある縄文時代の埋没林が印象的だったけど、このクスノキは記憶に残る巨木ナンバー3に間違いなく入る

まるで巨人の足のよう
このクスノキは樹齢600年ほど、近くに竜王神社があったことから「竜王さんのクス」と呼ばれ、室戸台風のときに倒れて現在の姿になったんだとか。この巨体っぷりもすごいけど、それを倒してしまう室戸台風がいかに恐ろしいものだったかまで想像させられる

彫刻刀で彫ったかのようなうねり。かっこいい


倒れたあともこうして緑の葉を宿し続ける、生命力ってすごいよなぁ

ばりばりーっと剥がされたかのような根元

私が彫刻家やったら、この木をモチーフになんか彫りたくなってしまうやろな

そして公園のすぐ横がJRの車両基地状態。Nゲージみたい

車両の点検整備?清掃?みたいなことがされてました。こんな間近で無料で見れること、なかなかない

転車台も!この城跡公園、鉄道ファンにはめちゃうれしい穴場スポットではなかろうか

駅までの導線にも大変良い雰囲気の商店街が。ここの照明も素敵

徳島駅から路線バスに乗って、南海フェリー乗り場にやってきました。帰りはフェリーで和歌山港に向かい、そこから大阪に戻るという算段です

フェリー乗り場そばにあった水門。上の事務所みたいなとこ、のぼってみたい


大阪からのお客さんを乗せたフェリーが入港してきました。とても見覚えのある南海鉄道のマーク!

昨日乗ったDMVといい、鉄道会社はいろんな乗り物で人や物を輸送してくれてるとわかる

徒歩でフェリーに乗る人たちが20人いないぐらいですごく少なかったんですが、船内に入ってみると大勢のお客さんが。車やバイクで乗ってきた方々が多いみたい
船内にはトラック運転手専用休憩室もあって、日々の輸送や流通を支えてくださってる方々お疲れ様ですという感謝の気持ち

自販機もいろいろ。テーブルがあるスペースや、グリーン席もありました

私はこちら、雑魚寝できるカーペットスペースで優雅にごろん

船外にも座れるスペースがあって、天気の良い時なんかは賑わってそう

あいにくの雨で甲板には出られず。フェリーが出航し、四国に別れを告げます

一気に暗くなってきた。本当は夕焼けが見たいなーと思ってこの時間に乗船したんですが、今回は終始雨空ということで、またリベンジに来なければ

2時間弱で和歌山港に到着。港の夜景大好き

港湾スタッフの方々が待ち構えております

ロープが投げられ、無事接岸


和歌山港で降りると、そのまま南海電車の和歌山港駅にするーっと来れちゃいます。とても便利
南海電車って私はあんま使わんけど、駅にかなりレトロ感あって好き。こういう水飲み場?水道?が残ってるのもめずらしい。あと駅案内板がパタパタでした。パタパタめくれるやつ

駅のホームから見える南海フェリーの文字。本日も遅くまでご苦労さまです

こちらも初、南海の特急サザンに乗り込んで大阪まで帰りました
たったの一泊二日で、高速バス、DMV、気動車と電車、ロープウェイ、路線バス、フェリーと、いろんな乗り物に乗りまくれました。楽しかったー!

おしまい

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