京都・兵庫・鳥取・岡山を周遊①

2021年12月24日金曜日

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47都道府県ぜんぶ行くの旅、鳥取編
といいつつせっかくなので関西どこでもきっぷを使って、2日間でぐるっと周遊してきました


このきっぷのスゲ〜ところは、青春18きっぷと違って有料特急や新幹線まで乗り放題というところ。それで2日間1万円。破格すぎる
残念ながら期間限定の発売だったんですが、定期的に復活してほしい。ぜひぜひぜひ



大阪を出発し、まずは京都・福知山でおひるごはーん
天丼好きでよく食べるんですが、ここの天丼。えびプリプリ。豚肉鶏肉ウマウマ。小鉢のきゅうりには飾り切りが施され、すごく丁寧でいい仕事をしてらっしゃるなという感じ

明智光秀が築いた福知山城。だいたいの城がそうではあるけど、高台の上にあって景色が抜群。街を見渡せて明智気分を味わえます

だが私が知ってる明智光秀(CV速水奨)ではなかった

そして特急こうのとりに乗って城崎温泉を越えまして

兵庫県にある餘部駅へ
「空の駅」と呼ばれるとおり、高さ40m以上の橋梁、通称「余部鉄橋」の上にある駅。ここの何がすごいって

明治時代に建てられたかつての橋梁と、現在の橋梁が同時に見れるところ!
左側がかつて使われていた線路と枕木

ガラス越しに日本海を眺めつつ高速エレベーターでびゅーんと地上に降りますと

どーん!!

赤い方が明治時代建設から100年近く使われていた鋼製の旧橋梁、新しい方がコンクリート製、真ん中に建ってるのが駅に続くエレベーター

とにかくもうこの鉄橋の存在感がすごい


錆付きなどが原因で撤去されることとなった旧橋梁は、今は一部のみが残されています


赤い鉄橋はもちろんめっちゃ情緒あるけど、この新橋梁の方もとてつもなく美しい
近代土木遺産と現代土木技術がいっぺんに見れるこの感じ。すごい



直線から曲線へ


あまりにも絵になりすぎて、めちゃくちゃ写真撮ってしまった

鉄橋の足元には観音像が建立されていて、この写真を撮った時は知らなかったんですが、かつて旧橋梁時代に走行中の回送列車が風にあおられて鉄橋から落下し、車掌さんと落下地点にあった工場で働いていた方々が犠牲になったとのこと。犠牲者の方々を弔うための観音様でした。近代の発展は事故との戦いでもあったんやなと痛感


それにしても絵になるぅ〜!!

かつての旧橋梁の姿

当時の高欄の一部がこんな感じで残されてます



めちゃくちゃ錆び付いてる
もともと明治時代に欧米列強に追いつくため政府が鉄道敷設を推し進めてて、その中でこの山陰地方に鉄道を通すことは一大使命であったらしい
山深く、さらに荒れた日本海に面する山陰地方。そんな場所に架ける橋梁を鉄鋼で造ったらのちのち錆が問題になるってことは建設計画当初からわかってたけど、予算面や当時の技術面からコンクリートじゃなくて鉄鋼で造ることになったとのこと
そして予想通り、完成以降ずーーーっと錆問題に悩まされ、塗装職人が何度も塗り直すとかの苦労があったらしい。いろんな職人さんや技術師さんたちの努力の結晶が詰まってる


うーんこっちから見てもきれい!と、見上げるたびに写真を撮ってしまった



天気はよくても、波が高くて荒れ模様な日本海
この波打ち際でわりと1時間近くぼーっと海を眺めてました。生まれ育った神戸でもよくチャリで海辺にいってただ海を眺めてたり、高校は海が見える場所にあったから屋上に近い窓からよく夕日が沈んでいく舞子の海を眺めてたな…と思い出にひたり、やっぱ将来は海の近くに住みたいな…などと妄想しつつ

海岸沿いには東へと続く道があって行ってみたかったけど、立ち入り禁止になっていた。たぶん高波がきたらけっこう危なさそう

海辺の近くのでっかい岩を割って生える松

岩がなんか独特の岩でした。割れ方が鋭角というか。どういう岩の種類なのか気になった

海辺から離れ、町内を散策
なんかかっこいい構造物

雪深い地であることを想像させる縦型信号機たち

地元の神社へご挨拶


拝殿前の狛犬の片方は銀の爪、

もう片方は金の爪でした

確実に何かが起こりそうなワクワク感のあった稲荷社

マンホールには香住といえばのカニと灯台

町中では朽ちかけた廃屋を多く見かけました

かつては漁業や水産業で栄えてたんやろうな。大きなお屋敷もいっぱい


駅前も空いてるお店はなく

そんな静かな町並みの中に、どどんと現れる鉄橋。その一種の異様さ、非日常さに心惹かれてしまう

何やら諸星大二郎みのある看板が

これは理鶯案件か?



道の駅で余部鉄橋建造の歴史についてのボードとか映像資料があって、大変勉強になった
いろんな人々の尽力があって初めて造ることができる土木建築。土木はインフラと直結してる分、そこに住む人たちの生活も一変させてしまう。そうゆうの、大変グッとくる

日が暮れはじめ、エスカレーターがライトアップされてました

輝きを放ちつつ駅にインする単線列車!ついテンションが上がる
ここからようやく鳥取へ向かいます



鳥取までの1時間半の間、浜坂駅というところで20分近く停車したため、電車を降りて軽く街ブラへ

かつては温泉街として賑わっていたようですが

ご覧の通り街の光はほとんどなく、ひっそりとしていました
今回の旅で行ったところ、ほぼこんな感じで街の衰退っぷりがすごかった。大変申し訳ないが廃墟好きとしては興奮してしまった



ようやく鳥取駅に到着。鳥取はこのド派手は傘で有名な様子

そしてまた発見してしまった諸星大二郎感。こっちのが諸星先生が描いた感強い。多分ぜったい違うけど

居酒屋で諏訪泉「満天星」というお酒を発見し、どうたんつつじさんやん!DJロクロ!というわけで迷いなく注文

冬といえばの鰤!

そして大山どりのせせりの炙り焼きとつくね!
つくねがめちゃくちゃ美味しくて、もう一本注文しようかと思ったほど

ところでこの日がクリスマスイブだったため、宿泊先のホテルでクリスマスの入浴剤をもらったけど、予想通りの不穏な色に染まってわろた

2日目につづく!


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