山梨旅行①

2018年12月7日金曜日

t f B! P L

大阪から電車に揺られること6時間。ふつうに新幹線も特急も使ったのに6時間。ひとって6時間も電車乗ってると、電車から降りても揺れてる感じになります。ふしぎですね
まぁ会津行ったときも新幹線乗り継いでさえ6時間半かかったけど、山梨はなんか、もうちょい近いとおもてました。ゆうて関東やし。関東というか中部やし
なんかルートの関係でいっぺん長野に突入しましたからね。「ようこそ信州へ!」って看板あって、いやいや信州来たいんちゃうねん、甲州行きたいねんと心の中でつっこみつつ

しかし初めて乗った特急ワイドビューしなのの車窓は、木曽川の景観がたいそう力強く美しかったし、長野の山々に囲まれて進む鈍行列車もよかったです
ただ6時間も電車乗ってっとほんとケツが。失礼。お尻様が。また便器を真っ赤に染めてしまう


そんなわけでやって来たのは山梨は石和温泉
笛吹市というとこにあるんですが、笛吹って変わった地名やなぁとおもてたら、歩いててふと目に付いた↑石像に引き寄せられ説明板を読んだところ
笛吹名人の権三郎は母と二人暮らしだったが、あるとき水害に見舞われ二人とも流されてしまい、権三郎はなんとか助かったが母親は死んでしまった。権三郎は母親の「権三郎ー権三郎ー」と自分を呼ぶ声が忘れられず、母親を探したが結局見つけられないまま、権三郎も力尽き死んでしまった。以来、一帯ではさびしげに鳴る笛の音が聞こえるようになった…
というめちゃくちゃ悲しい話が元になったようです。悲しい。カタギリに会って即座にこの話したらカタギリも「悲しい」つってた
でも地域に残るこういう話を知るのはおもしろい。木島始の詩にもありました。「どこを通ろうと星を見上げ ひとつひとつつきとめよう まちや国のしくみを つきとめよう」



ところでやはり山に囲まれた土地やからか、町中でも水がとてもきれい
用水路もきれいで鴨がいたり鯉がたくさん泳いでました


しかも駅舎にはワインサーバーが


そして駅前の足湯スポットでは、昼の3時からサラリーマンぽいおじさんたちが、プレモルの缶ビール飲みながら足湯つかってて、別府もそうやったけど、なんか温泉地ってのはこういうのがゆるくていいなと。私もかくありたいものだと思ったわけでした


しかも見覚えのあるキャラたちのスタンプラリーまであってね
しかも期間がもう終わっててね
あと右と左で同じキャラ描かれてて絵柄ちがうのなんでなんやろ?って話をしてたらカタギリが「温泉につかったあとが左」って言い出して、たしかに温泉につかったあとみたいにユル〜くなってんな?!とばくしょうした



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なにはともあれ山梨といえばワイナリー
こちらワイン製造工場の見学を無料でさせていただけるうえ、試飲もいろいろさせてもらえると噂のモンデ酒造さん
入り口でちょう人なつっこい警備員のおっちゃんに誘導され、工場内を見学させていただきました


クラシックを聞かせながらワインを熟成させる「音響熟成」というワイン
音楽を聞かせることで味がまろやかになるらしい


ランプがぶどう型でかわいい


工場見学後はお店のほうへゴー


黒髪美人の店員さんに、お好みは?と聞かれ、白の辛口ですかね〜つったら、ではおすすめはこちらの6本、端から順番にどうぞと全部試飲させてくれました
さらにどっちにしよ〜と迷った2本でもっかい試飲。どんどんワインついでくれるおねえさん
この時点でかるくほろ酔いです。私を酔わせてどうする気…?
結局、さっき工場で見た音響熟成ワインを買って実家に送りつけました。年末飲めるんたのしみー!なくなってる気もするけど



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場所を移しまして甲府駅へ
今回の旅の目的地のひとつ。甲府城です
ここからは戊辰戦争150周年記念旅


今からちょうど150年前、京阪を追われ江戸に戻った新選組は、幕府に命じられ甲府城をおさえるため甲州街道を北上。しかし一歩先に板垣退助率いる新政府軍が甲府城を開城させていて、近藤勇は勝沼にて新政府軍と戦闘になり、土方歳三は単騎江戸に舞い戻って援軍を請うも、知らぬ存ぜぬとスルーされ、新選組は敗北
というわけで彼らが足を踏み入れられなかった甲府城


明治維新後、廃城となって建物はすべて解体されたけど、天守閣のあったこの天守台は当時のままらしいです


天守台からは富士山が見えました。フッジッサーーーン!
というか見渡せばほんと360度が山に囲まれた土地。しかも高い山ばかりなので、よりこう、山に囲まれてる感がすごい。そして山の景観が本当にうつくしい。青い稜線でつらなる姿が


甲府城はもとは秀吉の命令で築城され、その後徳川家・幕府の直轄やったことから、要衝として重要視されていたのがよくわかる
やからこそ戊辰戦争のときも幕府がおさえたかったんやろうな


つわものどもがゆめのあと
本当は新選組がたどった甲州街道を歩きたかったんですけど、日数いるなぁと思って。いつか五街道は歩きたいです
天守台から見えた富士山を思い出しつつ、きっと新選組のみんなも富士山を左手に眺めながら甲州街道を進軍したんやろなーとかそういう妄想には余念がないのであった



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こちら、駅前にあってたまたま入った元小学校
明治時代、熊本肥前出身だった方が山形県知事になり、こういう洋館を建てたり、山梨の開拓に力をそそいだそうです
明治維新のときはほんと、地方開拓に心血そそぐ人たちが多くて、しかも出身地とか関係なく働いたんやなーって会津旅行のときから常々おもう


江戸時代の手紙のお手本、つまり教科書的な
最後に江戸馬喰町の問屋さんの名前が記してありました。発行元的なことでしょうね


江戸時代の漢字辞典かな
活版印刷が発明されるまえはこれをすべて手書きで写してたんやから恐れ入る


大正昭和あたりの教科書。色合いがめっちゃかわいい


当時の机や椅子、教壇も置いてありました。なつかしいなこの感じ〜木工室こんなんやったな〜


天井の意匠も美しい
見た目は洋館ですが、建築としては釘とかを一切使わない昔からの日本建築らしいです
あっあと当時の古いピアノやオルガンも置いてあって、弾きたい方はお声がけくださいって書いてあって弾きたかったけど、室内で金継展やってて、展示物がちょうどピアノの椅子の前に並べてあって、これどけてって言うの悪いなぁってなってようゆわんかった
音色聞いてみたかったな



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山梨の名物といえばバッサーシ!と鳥もつ!らしいです
先ほどからちょいちょい名前が出てるカタギリと、山梨名物つつきつつ飲み交わしてきました
カタギリとはバサラからの付き合いなのでかれこれ10年ぐらい?ゆうて2年に1回ぐらいしか会えるタイミングないけど、好きなものが似ているというか、好きなジャンルもようかぶってたり、でも好きキャラとか好きカプは全っ然ちがっててそれもおもろいんですけど
今回かぶってたのはまさかの欅坂でした。お互い今年の夏ごろに急にハマってて
推しはもちろんカリスマてちです
PVのどのシーンのてちがいいかで大盛り上がりです


山梨といえばワインやのに日本酒を飲む女
これは山形県の日本酒ですが匂い華やかでオイシィーッ!かったです
2日目に続く!

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