刀と琵琶湖のたび②

2018年10月21日日曜日

t f B! P L
前日の深酒がしっかりたたり、朝風呂も朝食さえすっ飛ばして余裕の寝坊をかました我々
がっつりめの二日酔いをかかえたまま、一路目指すは滋賀・琵琶湖に浮かぶ竹生島



グロッキーだった気分も、車窓から眺める琵琶湖の美しさに癒されました
天気の良さもあって、めちゃめちゃきれい
すでに到着前から車内でテンションのあがるべいたであった


小さな蓮の花が咲いていた路傍


港に着いたらもう、琵琶湖のうつくしさ、その大きさに、思わず子供のようにはしゃいでしまった


もうほぼ海!すごい。でかい。さすが県の6分の1を占める湖
琵琶湖はかつて「淡海(おうみ)」、つまり「淡水の海」と呼ばれていて、それが転じて地名の「近江」となったらしい。琵琶湖という名は江戸時代あたりから使い出され、湖の形が琵琶に似てるからだそう


竹生島へのフェリーを待つ港
お客さんたちがのんびり外を眺めたり、二階でごはん食べてたりと、非常になごやかな光景


建物のなかにあった小さな売店

ここでちょっとしたアクシデントがあって、出航前におなかが空いた我々は駅前のコンビニに戻り飯を買い、港に戻ってきてフェリーが来て、さぁ出発って時になって、いおりんの乗船券が行方不明になっていることが発覚
コンビニに置いてきちゃった!とのことで、船出発しそうになったら私が止めとくから、行ってき!と送り出したけど、いおりんはすぐ戻ってきて、もうあきらめて乗船券を買い直すと
そんでもっかい受付いったら、スタッフさんがさっき乗船券買ったの覚えててくれたから、もうお金はいいよと言ってくださって、ありがとうございます〜!!つってふたりで桟橋渡って船へと向かってたら、今度は背後から別のスタッフさんが追いかけてきて、「コンビニの人が持ってきてくれたよ〜!」つって、いおりんがなくした乗船券を持ってきてくださって!
我々、恐縮しきりでした。港のスタッフの方々も、コンビニの方も、滋賀の方々やさしすぎィ!


そんなドタバタ劇がありつつ、無事乗船


フェリーは二階建てで、デッキでは強い風にあおられキャッキャとはしゃぐ子供たちの姿が。私もかなりキャッキャした


とにかく天候に恵まれ、めちゃくちゃ気持ちの良い船旅
湖面に連なる白波がうつくしい








そして見えてきました、神のいつく島「竹生島」


人が住んでいない、神様だけのための無人島。岸壁は風雨に削られ荒々しく、人々の侵入を拒むよう


無事に島に上陸
船着場には売店やわりとがっつりご飯食べれるとこもあって、乗船前にむりやりご飯食べる必要なかったやん!と笑うしかない我々であった


さっそく参拝に向かいます
鳥居の扁額のデザインが渋くてイイ


竹生島のご本尊は大弁財天
もともとは宝厳寺を中心とし、弁財天社があった神仏一体の聖地やったけど、明治時代の神仏分離令で「竹生島神社」とされたらしい
それでも宝厳寺を守ろうという方々によって、本堂を建て直し今も守られてるんだそう


それにしても宝厳寺への道はその名の通り厳しかった
というか島なので、普通に山なので、険しい斜面をのぼるわけで
天気の良さもあって、上に着く頃には汗かいてました


途中にあった櫓


ようやく宝厳寺のお堂です。とても立派!



かっこいい不動明王像
そばに「竹生島流棒術」とかかれたのぼりがあって気になった
そういえば左側の像は棒を持っている気がします


さらにのぼって、三重塔へ
なんと普段は閉ざされている内部が特別公開されてました。中に施された絵もすごかった。インドの神様っぽい青い肌の神様とか


いおりん曰く「世界をつかむぜよ!みたいな後ろ姿だった」


西国三十三所観音霊場のひとつである竹生島。このお堂には三十三観音のお姿が


足元に仕えるおふたりがいい味だしている








こちらの「舟廊下」は、その名の通り、舟を再利用した廊下
かつて豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に使った舟でつくられてるんだとか。船底がいまは天井になっているので、この形。すごい


外から見るとこんな感じに。傾斜にかけられた渡り廊下なので、建物下部はこのような造りに


参拝客になでなでされてかなり味がでてる像


この舟廊下の入り口が宝厳寺唐門なのですが、残念ながら修繕中でその外観は拝めず
内部はこんなに華やかです。修繕完了がたのしみ








舟廊下を抜けると都久夫須麻神社の本殿へ


白蛇さまの拝殿もありました。いおりんと「5兆円欲しいです」「私は5億円でいいです」って欲まみれの願掛けしておきました



こちらではかわらけに願いを書いて鳥居に向かって投げる「かわらけ投げ」を
鳥居をうまくくぐれば願いが叶うといういわれですが、まず全然鳥居まで届かない


鳥居のまわりの白い貝殻みたいなのは全部、参拝客が投げたかわらけ


凪いだ湖面は、氾濫する川によくある荒れ狂う竜神様というより、人々のくらしに水や食べ物の恵みをもたらしてくれる穏やかな竜神様を想像させる


観世音菩薩の配下が八大龍王大神で、その使いが黒龍大神とのこと。神様の世界も上下関係たいへんそうやな


竹生島、堪能しました


帰りのフェリーでは、波しぶきに虹が。竹生島へとのびる白波が、まるで竜のようだ








港に戻ってきて、行きしに気になっていたお寺にもご挨拶


お堂ではなにかの法会中


そのすぐ向かいにあった、サタデーナイトフィーバーな女神像
弁天様っぽい風貌


帰りの車窓から見る琵琶湖もやはりうつくしい


京都駅に戻ってきて、ラーメンいただいて、いおりんとバイバイしました
おしまい!

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