冬の富山旅②

2020年1月12日日曜日

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どうも、マンホールハンターべいたです
こちらは海辺の街と立山連峰の景色のデザインとなっております



今日はJR氷見線に乗って氷見市にやってまいりました
まずは雨晴駅で下車
あまはらし。おもしろい地名です


日本海に沿って続く路線
この時から気づいてたけど、わりと鉄オタの方々に有名な場所なのか、どえらいカメラもった方たちをよく見かけました


この地はなんでも源義経が鎌倉幕府の追撃を受け奥州平泉に逃げる途中、雨が降って晴れるまで雨宿りした場所らしく、雨晴というずいぶん変わった地名もそこからきているそう


そして見えてくるのが女岩と呼ばれる巨岩


巨岩の周りに小さい岩が密集し、それが母親を囲む子供のようだからこの名前がついたとか
日本海の荒波に洗われ、尖ってゴツゴツした岩が多いです
そして快晴なら、この岩の向こうに立山連峰の絶景がのぞめるはずなのですが、この日は残念ながら見ての通りのド曇りで〜!
雨晴の名のごとく、太陽がのぞいたり小雨が降ったりの天気でした


そして思わず私も鉄オタっぽい写真を撮ってしまうのであった
薄水色の空と海、そこをカーブをえがきながら過ぎ去っていくオレンジの車体。そら写真撮りまっせ


地元の方に大切にされているのがわかるお地蔵さんたち



こちらは特別料金がかかる快速特急。この車体デザインもかっこよかった


で、次の電車まであんまり時間なかったけど、めちゃ大きいお屋敷があって中をガイド付きで見学できると書いてたので、電車一本遅らせる覚悟で、山の中をえっちらおっちらそこそこの勾配の道を歩き、ようやく辿り着いたら、冬季休業中でね〜!?
これも去年の石川旅行で学んだはずやったのに。雪国は、観光スポットの冬季休業がありがちだと。全然学べてない!
例年ならこの時期、このあたりも雪深いでしょうから当然ですよね。歩いてきた道にイノシシ注意!クマ出没注意!の看板たくさん見たもの…

というわけで一瞬途方に暮れたんですけども、まぁこれで見学時間が省略できて次の電車に間に合うやんと思いながら、来た道を再び戻るという
旅をする意味のひとつに、人生にはしばしば予測していなかった出来事が起こり、それをいかに受け入れそして予測していなかった事態を自分なりに楽しむか、という余裕を身につけることにあるように思う
佐賀で電車一本逃して一時間半、駅で待ちぼうけ食らったり、アメリカで飛行機乗り遅れて40万払うはめになったり、真冬の雪深いスイスでその日の宿が予約できてないことが発覚し急に宿なしになったり、旅先でいろいろあったけど、なんやかんや楽しめたもの…うん……
そうして身につけた余裕と柔軟性は、きっと日常生活でも活かされるはずだもの…うん……


気を取り直して駅まで戻り、小腹が空いたので名物とと焼きをいただいた


天気がよければ、こんな風に立山連峰がのぞめるらしいです
見たいな〜〜〜!!リベンジやなこれは
わりと強めの晴れ女で、旅行先で雨予報が出ていようが晴れるってパターン多かったんですが、ここんとこ連敗してて自信なくしてきた



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雨晴から氷見へと移動します


接 予 蓄


やってまいりました氷見
こちらは冬季の寒ブリで有名な街


というわけでもちろんいただきました、寒ブリ入り海鮮丼!
うまかった〜〜〜冗談かってぐらい海鮮盛ってあったブリもブリブリやった

そして氷見はわりかし食事できるところが限られてて、私が行ったお店も常に満員ですぐにお昼の営業終わってたから、人数多い場合は確実に予約しといた方がよさそう


こちらは一緒にいただいた地酒の新酒、利右衛門
微発泡でうま〜〜〜〜〜



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腹を満たしたので街歩き開始です
なにやらシャレたデザインの橋。能か?


氷見は藤子不二雄A先生の出身地らしく、電車の中でも忍者ハットリくんのアナウンスが流れてました
私はそんなに詳しいわけじゃなく、笑ゥせぇるすまんがとにかく好きやったなっていうぐらいですが、地元の親友がA先生の漫画好きで集めてて、ちょっと読ましてもらったことあったので
F先生よりも、暗くて現実的で、恨みとか世の中の鬱屈した部分とか人間の不気味さとか欲深さとか、そういうのをえがく作風がとても好きやなと

ここに漫画が読めるスペースがあって、「魔太郎が来る」を2時間ほど読みふけってました
私が読んでる間も、家族連れの小さい男の子とかが漫画読んで笑ってたので、やっぱりこういう作品に時代とか世代とか関係ないよなぁとしみじみ


街中にもA先生がデザインしたキャラクターの石像やのぼりがちらほら
日曜だというのに商店街は9割近くが閉まっていて、かつては北前船とかの海運業で栄えただろうこの街も、すっかりさびれた雰囲気。地方に旅行にいくたび、そういう光景をどこででも見てきた


さびしいですが、これも街という生命体の栄枯盛衰


海岸沿いをしばしお散歩
人っ子ひとりいなくても、鳥たちは飛ぶし波は打ち寄せる
そしてちょっと曇りが晴れてきた向こうの方に、立山連峰の影が



いまさらですが地元の神社にご挨拶が済んでなかったので、行ってまいりました


特徴的なしめ縄


で!帰りの氷見線の電車の中から、再び日本海の景色を眺めていたら


立山連峰の姿がー!今日イチくっきり見えました!これでも今日イチだったんです。ほら頂上に積もった雪化粧が!ね!

というわけでとっても暖冬かつ小雨降り続く旅でございました
おしまい

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